パチュリー – Patchouli
香料界でいうとウッディーノートのひとつで、時間の経過とともに香りがよくなるという、珍しい特性をもっています。
1820年ごろ、インドからヨーロッパに輸出されたカシミヤのショールに、虫除けのためにいれたドライパチュリーの葉の香りがきっかけとなって、ヨーロッパで人気を得ました。あなたのコンディッションによって、鎮静、または刺激興奮作用を発揮しますから、いわゆる『さじ加減』が大事です。
精油(エッセンシャルオイル)基本情報
学名 | Pogostemon patchouli |
科名 | シソ科 |
主な原産地 | シンガポール インドネシア マレーシア |
採油 | 葉の水蒸気蒸留法 |
調香 | エキゾチック/墨汁を思わせる、なつかしみのある東洋的な香り |
蒸発度 | ベースノート |
主な特徴 | リラックス、食欲抑制(ダイエット)、収れん作用、催淫 |
心への影響 | 1.不安や抑うつを解消します。 2.無気力を払いのけ、客観性をもたらします。 |
体への影響 | 1.デオドラント作用とともに、汗を防ぎます。 2.食欲をおさえますから、ダイエットに効果があります。 |
肌への影響 | 1.細胞の再成長を促進するので、ひび割れた肌に効果的。 2.水虫など、真菌感染症の症状を改善します。 |
作用 | 強壮、解熱、抗抑うつ、催淫、細胞更新、殺真菌、殺虫、収れん、消炎、消毒、鎮静、デオドラント、癒創、利尿 |
注意 | とくになし |
精油(エッセンシャルオイル)応用情報
●香りを処方する際は、精油相性表を参照してください。 |
●健康作用については、精油健康作用表を参照してください。 |
●子供や幼児に使う際は、子供とエッセンシャルオイル表を参照してください。 |
●香りを処方する際は、エッセンシャルオイル別注意事項表を参照してください。 |
精油(エッセンシャルオイル)香気成分
香気成分 | 分類 | 含有率 | 備考 |
パチュリアルコール | アルコール類 | 35% | |
ベンズアルデヒド | アルデヒド類 | ||
オイゲノール | フェノール類 | ||
カジネン | セスキテルペン類 |