ユーカリ – Eucalyptus
オーストラリアの先住民アボリジニの万能薬で、19世紀中頃にヨーロッパに伝わりました。したがって、アロマテラピーの世界では新顔といえます。
つぼみが膜に覆われているころから、ギリシャ語の「エウカリプトス(よく覆われた)」が語源となりました。現在、500種以上の品種からオイルが抽出されていますが、香りのよさと安全性からグロブルス種(ブルーガムユーカリ)をおすすめします。
精油(エッセンシャルオイル)基本情報
学名 | Eucalyptus globulus |
科名 | フトモモ科 |
主な原産地 | オーストラリア スペイン ポルトガル |
採油 | 葉の水蒸気蒸留法 |
調香 | ウッディ/ショウノウ系のすがすがしい香り |
蒸発度 | トップノート |
主な特徴 | リフレッシュ、殺菌消毒、解熱、鎮静、血糖値低下 |
心への影響 | 頭をスッキリさせ、リフレッシュ効果があります。 |
体への影響 | 1.風邪やインフルエンザなど、感染症の予防に。 2.気管支炎、肺結核、せき、ぜんそくなど呼吸器系に。 |
肌への影響 | 細菌の増殖を防ぐので、湿疹や切り傷に効果的です。 |
作用 | 引赤、去痰、駆虫、血糖値降下、解熱、抗ウイルス、抗リウマチ、殺菌、殺虫、刺激、消炎、浄血、消毒、鎮痙、鎮痛、デオドラント、癒傷、癒創、利尿 |
注意 | 1.少量、または低濃度での使用をおすすめします。 2.長期間、多量に使用しないこと。 3.血圧を上げることがあります。 |
精油(エッセンシャルオイル)応用情報
●香りを処方する際は、精油相性表を参照してください。 |
●健康作用については、精油健康作用表を参照してください。 |
●子供や幼児に使う際は、子供とエッセンシャルオイル表を参照してください。 |
●香りを処方する際は、エッセンシャルオイル別注意事項表を参照してください。 |
精油(エッセンシャルオイル)香気成分
香気成分 | 分類 | 含有率 | 備考 |
シトロネラール | アルデヒド類 | ||
シネオール | ケトン類 | ||
α、β-ピネン | テルペン類 | ||
カンフェン | テルペン類 | ||
リモネン | テルペン類 | ||
フェンケン | テルペン類 |