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■9月23日 晴れ

8:00出発

シディサハブ廟見学。シティサハブという聖者を祭る建物なのだそう。ネロリのお水でお清めをしてもらう。イスラム教の人でないとその先は入れないので外から眺める。

壁には美しいレース模様が施されている。建物は7C、玄関は11Cに作られたという。千年以上経っているとは思えないほど立派な建物だ。

次にグランドモスクへ向かう。

モスクとは礼拝所のことを言う。イグサで床を覆ってある。中は仕切りがあって女性と男性が分かれて入るようになっている。これは、お祈りの最中に異性のことを考えないようにするためなのだとか。

モスクは形に決まりがないそうで、礼拝所、中庭、塔の3つがあればいいのだそうだ。1日5回お祈りに行くと聞いて「大変だ!」と思ったが、1回のお祈りは2,3分でもいいのだと聞く。場所はモスクの中ではなくてもいいし、仕事中、病気の場合はお祈りをしなくても良いそうだ。

中庭はとても広い。日時計がある。初めて日本人の団体客と遭遇する。



ナブールは陶器が有名な都市だ。瀬戸と姉妹都市になっているそうだ。途中、陶器のお店に入る。店中陶器が溢れている。店の外の看板にまで陶器が飾られているほどだ。チュニジアンブルーの焼き物、素焼きのもの、灰皿や小皿、大皿、ファティマの模様も多い。大きなつぼから生えるオレンジのモニュメントが見える。

ハマメットは香りの本場、ネロリで有名な都市だ。城塞の中に入って、上から海を眺めた。地中海が綺麗に見える、リゾート地だ。中にはお土産も少し置いてあり、私はブレスレットを5ディナールで買った。

チュニスに戻り、いよいよこの旅行のメインイベントとも言える芳香蒸留水を見学する。

アトランティスボヤージュの社長であるカマルさんのお宅へ向かう。バスが入れないため、途中でマイクロバスに移動し、向かった先には白い家!そして緑。お庭ではお昼の準備をしてくれているようだ。手厚い歓迎に一同テンションがあがる。まず、フレッシュレモンジュースで迎えてくれる。

そして、すでに芳香蒸留水の抽出が行われている。チュニジアでは一般的に家庭で蒸留水の抽出を行っている。今回はゼラニウムの抽出をしていた。そのまま飲んでもいいということで、飲んだ人の感想は幸せの味だそうだ。確かに甘くなんともいえない香りがする。

鍋のようなものにゼラニウムと少量の水をいれ、下から熱を加える。隣の入れ物と筒状のものでつながっており、そこで冷やされ、さらに隣の瓶に蒸留水が出てくるという仕組みだ。いままでかいだ香りの何倍もやさしく甘い香りだと感じた。


そのあとお昼ごはんをいただく。私たちのために、サラダ、キッシュ、羊のバーベキュー、を用意してくれていた。どれもチュニジアで食べた食事の中で一番美味しいと感じる。食事が終わった後は家の中を少し散策する。お庭にはプール、そして白いソファの上にはベルベル人のテントがある。なんて優雅なのだろう。

場所を移して、テントでミントティーをいただく。いままでのんでいたミントティーとは打って変わり、澄んだ色をしている。味もとても上品だ。カマルさんはオレンジの木を450本所有していらっしゃって、夏にはオレンジ(ネロリ)の抽出をするそうだ。

オレンジはお金持ちの象徴とされている木だけあって、その通りの優雅な生活だなぁと関心。カマルさんから今朝からゼラニウムの抽出をしており、それを瓶詰めにしたものとオリーブの石鹸と一緒にプレゼントしてくれた。名残惜しいがカマルさんのお宅を後にし、空港へ。



空港で搭乗手続きを終えるとガイドのラサドさんとはお別れだ。パリへ飛び、そこから日本への飛行機の移動が始まる。

パリで解散式を行う。この旅行がこんなにも豪華で素敵なものだったのはケミリー先生をはじめ、添乗員役を買ってくれた黒木さん、ガイドのラサドさん、たくさんの人があってこそだと思う。

五感で感じるチュニジア旅行の幕は閉じた。


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