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■9月18日 晴れ |
今日の行動はオプションとなっている。フリーの人とオプションの人に分かれて夕方合流予定だ。私は遺跡を見に行くオプションに申し込んでいる。
午前8:00にバスが出発する。しばらくするとチュニスでは見かけなかった、白い壁とは違うレンガがあらわれる。日干しレンガの上にセメントを塗り、さらにその上から白い塗料を塗って完成するつくりとなっているのだが、まだ出来かけの家らしい。白い壁を塗らずとももちろん住めるので、そのまま生活しているそうだ。完成せずに住む人はあまり裕福ではないらしい。
チュニジアの人口は920万人(1997年度人口調査による)。農業が主要となっている。北東ではワイン、中部ではオリーブ、南部ではヤシの実を作っているそうだ。チュニジアの中で一番高いフルーツはナツメヤシで、栄養価も高い。
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バスに揺られブラレジアにつく。
最初に1ディナールで例のカメラ撮影券を購入する。なんだかこぎれいな場所だなーと思うと、道路の向かい側に壮大な景色。遺跡の向こうには青い空そして雲がぷかりと浮いている。こんなに広い遺跡を見たのは初めてだった。
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バスに揺られブラレジアにつく。最初に1ディナールで例のカメラ撮影券を購入する。なんだかこぎれいな場所だなーと思うと、道路の向かい側に壮大な景色。遺跡の向こうには青い空そして雲がぷかりと浮いている。
こんなに広い遺跡を見たのは初めてだった。興奮して最初にバシバシと写真を撮る。ブラレジアは世界遺産ではないとの話だが、十分魅力的な場所だと思う。
最初にMAISON DU TEESOR−宝物の家−を見る。柱が立っていて、地下に階段が続いている。この遺跡は3Cローマ時代に作られたもので、ベルベル人のまねをして地下住居にしたものだ。宝物の家の命名は、中から金貨が発掘されたからだとか。
次にMAISON DELA CHASSE−狩の家−を見学する。下に降りてみてみると、ひんやりとする。中庭があり、その周りに部屋があるつくりとなっている。小さな窓から光が差し込むと、少し埃っぽく白くうつる。このブラレジアは、奴隷を含め当時8000人が住んでいたといわれている。
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アンピトリテのモザイクがこちらの遺跡でもっとも有名なものだそう。ポセイドンの妻となる女性が、ポセイドンの部下にさらわれる様子を描いたものだ。床に敷き詰められ、保護もないモザイク。小さな窓から差し込む光。
埃や土のせいか白っぽく色あせたモザイクに、ガイドさんがさっと水をかけた。すると鮮やかに色づいて、まるで時間が戻ったような感覚に陥る。でも、それも数分。また元のようにモザイクは静かに時間を今に戻した。
バスにも戻ってドゥッガの遺跡へ向かう。その途中のレストランでお昼を取る。魚のスープに猪の肉の煮込みと洋ナシだった。初めてフルーツがでて喜ぶ一同。
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ドッガの遺跡は、ブラレジアより規模が大きく、広い。1997年世界遺産に指定された。
こちらも3Cローマの遺跡。当時1万2000人が住んでいたといわれている。こんなにも保存状態がよい遺跡を目にするのは初めてだった。ひとつの遺跡ではなく、神殿や浴場、劇場、娼館などが残っていることからも、大都市だったことが想像できた。
まず目に飛び込んできたのは大きな円形劇場。舞台、オーケストラが座る少し低くなった場所、その先は偉い人が座る特等席、それから上は一般席。当時は舞台の後ろに壁があり、反響し、よく聞こえたそうだ。
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次に神殿に向かう。神殿はコリント式のオーダーとなっており、柱の上にアカンサスの葉の飾りがある。写真でしか見たことのない神殿。触ってみるとザラッとしている。すこしはなれたところからもう一度神殿を眺めた。手前の柱がフレームの役目となり神殿がすっぽりと納まった。
この遺跡には3つの浴場があり、季節によって使い分けたといわれている。標高が高いこともあり、雲の陰が鮮やかに山肌に写る。風が冷たく日が差さない場所では涼しいほどだ。
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遺跡をゆっくり見て回ったせいで、集合時間を40分ほどオーバーする。
そのあと、チュニスに戻って、フリーですごした8名と合流する。旧市街の中を簡単に説明して、入り口で集合となる。チュニスのスークはにぎやかだ。
異国の地と強く感じる、じゅうたんやきらびやかな金属、民族衣装など売られている。そんななかまず見たのが石鹸、アロマのお店だ。ローズ、ジャスミン、オリーブ、アプリコットなど香りのよい石鹸をお土産用に買う。1つ3ディナール。
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そのあと、薄暗い旧市街の中へ入っていった。
ジャポン?こんにちは!などとたくさんの声をかけられる。あまりに色々なお店がひしめき合い、どうしたらいいのか分からないまま進んでいくと、香水瓶をたくさん売っているお店を見つける。小瓶たちがかわいらしくて、友人Mと立ち止まる。そのとき一緒に歩いていたNさんは英語が話せるので、いくらかたずねてもらうと12ディナールといわれ、た・・・高い。
それでも果敢にいくつか買うから安くしてくれるように頼んでみる。何度と交渉を重ね、ついに彼は小瓶を5ディナールで売ってくれることとなった。
そのあと、集合場所に向かって歩く。するとファティマ手が売られているお店に着く。「可愛い!」銀細工で、15ディナール。迷った挙句ブルーの石がついたファティマの手を購入。本当はゴールドのファティマの手が欲しかったのだけど。
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集合時間までの残りが少なくなったところで、綺麗なストールを発見する。値段を聞くと少々お高い。
友人Mはピンクにグリーンが混ざったショールを手にする。私は、ピンクの繊細な糸で作ったショールを選ぶ。集合時間が迫っていて、強引に値引き交渉をすると5ディナールで交渉成立。
Nさんはかわいい彼とちゃっかり写真撮影。私はショールに目がいっていたためまったく気づかなかったものの、かわいい彼だったらしい。
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集合場所から食事場所へ移動。
徐々に暮れていく外を見ながら食事となった。今日はトマトベースの魚のスープ、魚介の煮込み、プリンだ。夕焼けは切ない気分にさせると思っていたけど、異国の地で美しい景色を見ながら夕日を見ると、ますますそう思った。
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22:35のフライトでトズールへ向かう。国内線の空港の中には猫がいる。どこでも猫はいるのだな。
国内線の機体にはプロペラがついている。タラップから直接飛行機へ乗り込むのは人生で2度目だ。飛行機の中はもちろん小さく、2列2列と通路1列というもの。これまでとは違いかなり毛色の違う人種だらけでドキドキしたものの、隣は同じツアーのU氏でホッとする。
1時間ちょっとのフライトでついた先はトズール。チュニスに比べるとかなり小さく暗い印象を受ける。夜遅くの飛行機移動に疲れを隠し切れない一行が向かった先は、デラックスリゾートDARCHERAIET HOTELバスが入り口についた時点でみんなのテンションが一気に上がった。
宮殿を思わせるような概観。部屋のキーはファティマの手のキーホルダーがついている。明日からは4WD移動となるので早く寝なくては・・・などと思いながらも、部屋の中はすべてが少しずつ違っているというのでみんなの部屋を見て回る。お風呂のモザイク模様のタイルや、窓の柵など可愛らしい。
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